紅茶教室・12月
世界のクリスマスのお菓子と紅茶
これからますます寒くなる季節をむかえ、12月の紅茶教室では体を芯からあたためる飲み物が登場!ワインを使ったアレンジティー「vanEyck家のホットワイン・ティー」の作り方をご紹介しました。甘くて身体のあたたまる、大人の味わいです。アルコール分を十分とばせばお酒に弱い人もお飲みになれます。クリスマスにむけてぜひお楽しみください♪
❁「vanEyck家のホットワイン・ティー」の作り方 ❁
《レシピ》材料(8杯分)
赤ワイン・・・・・・・・・・300cc
シナモン&バニラティー・・・500cc
オレンジ・・・・・・・・・・輪切りで4枚〜5枚
お砂糖・・・・・・・・・・・大さじ5
《作り方》
1.お鍋にお水500ccを入れ、火にかける。
2.煮立ったらシナモンティーとバニラティーの茶葉を各10gお鍋に入れて弱火で1分ほど煮る。
3.赤ワインを入れる。
4.オレンジを皮のままスライスして入れる。
5.中火で沸騰させないように3分煮る。
※お酒に弱い方は5分〜10分煮てアルコールをしっかり蒸発させましょう。
※お酒に弱い方はここで500ccほどお湯を加えます。
6.ティースプーンでお味見。お好みの甘さや濃さに調節してください。
7.茶こしでカップに注ぎます。
スライスしたオレンジを添えてもいいですね♪
メリークリスマス! 乾杯!!
12月のお教室では楽しくみんなで酔いました!
ホットワインティーで少しほろ酔い気分になった後は、お楽しみのクリスマスのお菓子です。クリスマスの時期に世界で食べられるいろいろなお菓子を今年もたくさんご紹介しました♪
ヴァンアイク先生のヴァンアイク家のクリスマスでは100歳になるお母様が作るお菓子でいっぱいです。オーストリア生まれのお母様は毎年12月になるとキプフェル(アメリカではムーンクッキーと呼びます)を山ほど作ります。そしてクリスマスの日に孫やひ孫たちはクッキーを楽しみに集まるそうです。12月のお教室ではこの「キプフェル」の作り方もご紹介いたしました。
オーストリア伝統のクリスマスクッキー《キプフェル》
ウィーン料理とお菓子の発展は、ハプスブルク家の歴史と深く結びついています。帝国の発展とともに、ウィーンには様々な料理とお菓子が各国からもたらされました。ウィーンのお菓子職人によって、もともとは素朴なものだった郷土菓子が豪華なスイーツに変身したといわれています。
17世紀オーストリアハプスブルク家のマリー・アントワネットが、フランスのルイ16世のもとへお嫁入りしました際に、オーストリアからお菓子職人を連れて行きました。大のお菓子好きな彼女が多くの菓子の中から、特に三日月の形をしたウィーン菓子「キプフェル」をこよなく愛したと伝えられています。フランス発祥といわれているパン「クロワッサン」も「キプフェル」を元に作られたといわれています。かわいい三日月の形が似ていますね。
クッキーはバター、砂糖、アーモンドパウダー、小麦粉で作られ、粉雪のような砂糖を表面にまぶして、口の中で溶けるよう食感を大切にします。
❁「キプフェル」の作り方❁
《レシピ》材料(40個分)
A: 薄力粉・・・・・・・・・180g B: 粉砂糖・・・・・100g
アーモンドプードル・・・90g
無塩バター・・・・・・・50g
※お好みで塩を少々
《作り方》
1.Aの材料をフードプロセッサーに入れて混ぜる。
2.1をひとまとめにしてラップで包んで冷蔵庫で1時間ほど休ませる。
3.生地を40等分し、手で三日月の形にしていく。
4.オーブンシートを敷いた天板に並べる。オーブンは150℃で予熱。予熱したオーブンで18分ほど焼く。※焼き色は茶色くしない。白く焼き上げること。
5.焼きあがったクッキーに熱いうちに粉砂糖をまぶす。
6.出来あがり。
パネトーネ、シュトレン、アップルタルト、キプフェル・・。たくさんのお菓子とともに召し上がれ。クリスマスにはきっと!サンタがやってくる♪
紅茶教室・10月
秋の夜長のティータイム ―ミルクティーのおいしい淹れ方―
深まる秋。10月の紅茶教室では心も身体もほっと安心できる、「ミルクティーのおいしい淹れ方」をお勉強いたしました。
まずはお一人ずつティーポットで紅茶を淹れてからミルクを入れる方法でミルクティーを淹れます。「カップにそそぐ順番は紅茶が先か、ミルクが先か」という疑問には、どちらも試して飲み比べをいたしました。どちらのほうが美味しいかはいろいろなご感想があり、ご自分のお好みの淹れ方を発見するお時間となりました。
続いて皆さんでお鍋を囲んでお鍋で煮出す方法でのミルクティーの淹れ方もお勉強しました。
お鍋で煮出すおいしいミルクティーの淹れ方(2人分)
1.お鍋に約100ccの水を入れ沸騰させます。
2.沸騰したら茶葉をやや多めに入れ、火を止めます。
3.蓋をして2分〜3分ほど蒸らした後、牛乳約200ccを加え、中火でさらに煮出します。
4.沸騰する直前に火を止め、茶こしを使ってカップにそそぎます。
お鍋を火にかけている間は焦がさないようにていねいに。おいしいミルクティーがはいりました♪
今回のスイーツはたくさんのご要望にお応えして、ほくほくの安納芋が登場。ヴァンアイク先生お手製のルバーブのジャムをたっぷり添えてお召し上がりいただきました。
紅茶教室・9月
気分によって変える紅茶の選び方
9月の紅茶教室は、「気分で変える紅茶の選び方」がテーマです。
シナモンやバニラなど、静岡紅茶のフレーバーティーにも使われている素材のリラックス効果や鎮痛効果などの効能もお勉強しながら、「こんな気分の時にはこの紅茶を」というイメージをふくらませました。楽しい時、のんびりしたい時、ちょっと元気がないとき・・・。目をつむって静かに
思いをめぐらせるうちに皆さまお一人お一人のなかで、いろいろな気分と紅茶が少しずつつながり、紅茶の楽しみ方がさらに広がりました。
スイーツは、アップルパイに栗をそえて。深まり始めた実りの秋を感じる一皿をお楽しみいただきました♪
紅茶教室・7月
暑い日に飲みたくなるアイスティー♪7月のお教室では、暑い夏をおいしく楽しく乗り切るアイスティーの淹れ方をお勉強しました。
今回はオレンジとフレッシュミントを使ったアイスティーをご紹介。グラスにたっぷりの氷とオレンジの皮、スライスしたオレンジ、そして生のミントを少々入れて準備します。
そこに少し濃い目に淹れたアイスティーを一気に注ぎます。使用した茶葉は今年度の夏摘みの紅茶・セカンドフラッシュ(べ
にふうき)です。夏摘み紅茶のはっきりした味わいにミントとオレンジの香りがさわやかに加わって、グラスに飾ったミントのグリーンが見た目にも涼しい夏の一杯となりました。オレンジの代わりにメロンや桃を使ってもおいしいです!
アイスティーの次は、お楽しみのスイーツ。今回は紅茶のアイスクリームを使ったパフェとフルーツタルトです。紅茶の粉を使って作るvanEyck先生お手製の紅茶のアイスクリームは紅茶の香りが濃厚な夏の一品。アイスクリームに混ぜ込んだ茶葉を噛んだ時に口の中で紅茶の香りが広がります。
紅茶のアイスクリームはご家庭でもコーヒーミルなどで紅茶の茶葉を細かくして手軽に作れますのでどうぞ試してみてくださいね。
<紅茶のアイスクリームの作り方>
❁材料❁
バニラアイスクリーム…500ml〜2l(市販のものをお使いください。)
べにふうき紅茶の粉…大さじ2杯(普段飲んでいる紅茶の茶葉をコーヒーミルなどで細かく粉砕してください。)
❁作り方❁
1. バニラアイスクリームを常温でスプーンが入る程度にやわらかくしておきます。※あまりやわらかくしすぎないようにご注意ください。
2. 水1/2カップをお鍋で火にかけて沸騰する直前にべにふうき紅茶の粉を入れて煮立たせます。(水の代わりに牛乳を使うとより濃厚な味わいになります。その際には焦げ付かないように注意して煮立たせてください。)
3. ミキサーまたはフードプロセッサーにやわらかくなったバニラアイスと、煮立たせた後少し冷ました紅茶を淹れて混ぜます。※バニラアイス500mlに紅茶大さじ1杯です。
4. 混ぜたら容器に移して冷蔵庫に入れ、途中で3回ほどスプーンでかき混ぜながら固まらせます。
5. 6時間ほどで出来上がりです。
紅茶教室・6月
フレッシュローズティーとバラの楽しみ方
世界中で愛されているバラの花。6月のお教室は毎年大好評の「フレッシュローズティー」をはじめ、バラの花で美しくデコレーションしたケーキの作り方などバラの花のいろいろな楽しみ方を学びました。
「フレッシュローズティー」
5月にできたばかりの静岡紅茶の春摘みの紅茶ファーストフラッシュ(在来種)とお庭のレモンバーム、そしてバラを使ってお一人ずつ淹れ方をお勉強していただきました。使用したバラは「ブルーパフューム」です。
ローズティーの淹れ方
1. バラとレモンバーム少々、茶葉を用意します。レモンバームと紅茶の茶葉をティーポットに入れてゴールデンルールにそって紅茶を淹れます。
2. ティーカップに紅茶を注いだら、バラの花びらを1枚〜2枚、がくから取って紅茶に浮かべてできあがり。
続いては、お楽しみのスイーツ♪
「バラの花びらをたっぷり飾ったチョコレートのトルテ」
デコレーションに使われたバラもすべて食べられます。チョコレートとアプリコットジャムの濃厚な味わいに、口にふくんだ時に優雅なバラの香りが加わって、一緒にお召し上がりいただいたべにふうき紅茶とも相性がぴったり。華やかなティータイムとなりました。
✾バラを飾ったケーキの作り方✾
1. チョコレートケーキを焼きます。
2. チョコレートケーキを横に半分に切り、間にアプリコットジャムをぬってサンドします。
3. 生クリームを作ります。写真のように少しつんと立つくらいが目安です。お好みの甘さにお砂糖を入れてください。
4. 生クリームをチョコレートケーキのまわりに平らにぬります。
5. がくから取ったバラの花びらを一枚一枚ならべていきます。中心からバラの花がひらいていくように飾っていくときれいです。
6. 完成です♪
さらに今回のお教室はとっておきのお勉強をもう一つ!講師のvanEyck昭子先生によるローズウォーターの作り方のデモンストレーションです。お鍋を使って手軽にできる天然素材100%のローズウォーターに皆さまからは驚きの声が上がりました。
そしてできあがったローズウォーターにハチミツとスクワランオイルを加えてローズローションも作りました。かわいらしい瓶にいれてできあがりです。
試しに手にとってみると、香りを楽しめるだけでなくお肌もすべすべに。「家でも作ってみます!」という嬉しいご感想もいただきました。
紅茶教室・4月
フルーツティーの楽しみ方
4月のお教室は題して「果物バンザイ♪」。色とりどりの果物をたっぷり入れたフルーツティーに、ヴァンアイク先生お手製のフルーツサンドイッチなどなど・・。盛りだくさんのフルーツの甘い香りがお部屋中に広がりました。
「フルーツティーの淹れ方」
1.お好みのフルーツをポットに入るくらいの大きさにカットします。(お教室で使用したフルーツ:リンゴ、バナナ、キウイ、パパイヤ、イチゴ、パイナップル ※種類は何種類でもかまいません。)
2.ポットにカットしたフルーツを入れます。その際、ガラスのポットに外から見えるようにきれいに入れると目にも楽しいです!
3.フルーツと一緒に茶葉をポットに入れます。(目安:お湯350mlに茶葉約4g)
4.ポットに沸騰したお湯をたっぷり入れ5分ほど蒸らします。
5.カップに注いでできあがり。
皆さんで楽しく淹れたフルーツティーと一緒にお楽しみいただいたのは先生手作りのフルーツサンドイッチともう一品。タチバナの実を使用して作った「橘ジャム」を羊と山羊のミルクから作った濃厚なチーズとあわせてお召し上がりいただきました。リキュールのきいた橘ジャムとチーズという少し大人な味わいは皆様からも大好評!
ぜいたくにフルーツを満喫していただいたティータイムとなりました。
紅茶教室・3月
世界の紅茶と烏龍茶
3月は世界三大紅茶ダージリン・ウバ・キーモンと台湾烏龍茶の香味について試飲しながらご説明いたしました。
桃の花がきれいなこの季節にあわせて、シャンパングラスに桃の花を浮かべた「東宝美人」が登場。春らしく見た目にもかわいらしいお茶の楽しみ方をご紹介しました。歴史ある台湾のお茶の世界をほんの少しお楽しみいただきました。
次にインドやスリランカの大規模茶園の様子をご説明しながら紅茶をお飲みいただきました。
↑今回のスイーツはいちごのタルト♪ホワイトチョコレートでコーティングしたマスカットをそえて
紅茶教室・1月
新年をお祝いしたお花の紅茶
1月も半ばに入り、通りを歩いているとどこからかふんわりとお花の香りが漂います。
辺りを見回すとロウバイの木が花盛り。ロウバイの花の芳しい香りは寒い季節に華やかな気分をはこんできてくれます。
今回の紅茶教室ではまず、そのロウバイの花の香りを茶葉に吸着したお花の紅茶をお飲みいただきました。
それはカップに注ぐとともに、優雅な香りが広がります。
新年をお祝いしてティーカップも特別♪およそ220年前のMINTONのアンティークのティーカップをご用意し、講師のヴァンアイク先生が皆さまお一人お一人に紅茶をお淹れ致しました。
一緒にお楽しみいただくの新年を祝う銘菓「花びら餅」。平安時代の新年を祝う宮中行事に由来するという歴史をもつ銘菓に舌鼓を打ち、古に思いをはせながらの華やいだ一杯で優雅なお正月気分に浸りました。
そんな雅なお時間の後には雰囲気を変えて、もうすぐ迎えるバレンタインデーのための静岡紅茶(株)の新ブレンド「Chocolat Tea ショコラティー」をご紹介。
「ショコラティー」は静岡産の茶葉に、ココア、リンゴ、ピンクペッパーをブレンドしたほろ苦くてほんのり甘い、エキゾチックな紅茶です。今までにない新しい味わいの紅茶に皆さまからは驚きの声も!カカオやコショウの歴史や効能なども学びながら、旬をむかえた甘くて大きなイチゴとともにお楽しみいただきました。
ショコラティー❤