”橘アールグレーティー”は日本固有の柑橘のひとつ「たちばな」の香りを活かした、日本生まれのアールグレーです。「たちばな」は「古事記」「日本書紀」などの歌にも登場する日本固有の柑橘で、みかんの原種といわれ強い芳香が特徴です。アールグレーはベルガモット(レモンに似た柑橘系のフルーツ)で香りをつけた紅茶ですが、静岡紅茶では「たちばな」を使用し、仕上げ技術とブレンド技術によって日本のアールグレーとも言うべき”橘アールグレーティー”を生み出しました。フレッシュで香り高い「たちばな」の香りをご堪能下さい。

 ≪アールグレーとは≫  アールグレーはベルガモットで香りをつけた紅茶でフレーバーティーの一種です。英国首相アールグレイ伯爵の名を冠した一般的なアールグレーの製法は穏やかな個性の茶葉に人工香料で着香するか、柑橘類ベルガモットの果皮の精油で着香しフレーバーティーに仕上げます。対して静岡紅茶の”橘アールグレーティー”は穏やかな個性の茶葉に天日で乾燥させた柑橘類「たちばな」の陳皮をまぜて香りをつけたセンティッドティーとして仕上げています。

≪橘(タチバナ)について≫  タチバナは我が国に存在する1,200種類にも及ぶミカン科の木の中で、沖縄みかん(シークワシャー)と共に2種類しかない日本固有の野生木です。古くは「古事記」「日本書紀」にも掲載され、「万葉集」にはタチバナを詠んだ歌が多くみられます。また、雛飾りには「右近の橘」「左近の桜」と並んで飾られることなどから、古くから日本人には馴染み深い木であったようです。また、タチバナの花は文化勲章にもデザインされています。果実はみかんを小型にした形状をしており、3〜5cm程度の大きさです。味は大変酸味が強いので、そのまま食べることは難しいでしょう。現在タチバナの野生木は減少し、一般的にはほとんど見ることができなくなりました。環境省のレッドデータブックには、絶滅危惧?類として記載され、日本全国でも1,000本程度しか生息していないと推定されており、そのうちの約1割が沼津市の戸田地区に群生しております。戸田地区は、タチバナが自生する日本北限の地です。

昨今、柑橘類に含まれる発がん抑制効果が注目されております。タチバナは単位量あたりの成分において、発がん抑制効果の高いノビレチレンやタンゲレリンの成分が他の柑橘類に比べ多く含んでおり、沖縄みかん(シークワシャー)を上回る結果が報告されています。