農薬は使用せず、微生物の働きを利用した自然農法で茶葉を栽培しています。

 静岡紅茶では、農薬を使わず、微生物の働きを利用した自然農法で栽培された茶葉のみを使用しています。
茶畑を自然の営みに戻してあげることで茶樹は強くなり、農薬を使用せず少ない肥料でも良質な茶葉が採れます。また、紅茶としてより良い香気を発揚させる為には、肥料は控えめにする必要があるのです。

 限られた肥料、寒暖の差の大きな厳しい環境は、茶樹の成長速度を遅くしますが、大地にしっかりと根を張り、味、香りの濃縮された美味しい茶葉が生み出されるのです。川根本町は寒暖の差が大きく、特に冬はぐっと気温が下がりしばしば氷点下になります。



霜が降りるころから茶樹は長い休眠に入ります。この休眠の深さもお茶の品質に大きく作用します。暖かい地方に比べて休眠も深く、冬に貯めた養分をしっかりと蓄えます。そして、春、山に新緑が眩しく輝くころ、茶園に香気が立つ良質の茶葉が芽吹くのです。